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取材協力インタビュー

更新日:2022/02/01

LINX 村上社長インタビュー

「世界の天才たちの夢を、ビジネスに。」というミッションのもと、テクノロジープロバイダとして“究極の生産効率”を実現のための製品やサービスを提供しているリンクス。

しかし、生産現場を変えることは容易ではありません。

日本の生産現場の課題はどこにあるのか、そしてそれを解決する策とは。

当サイトの取材に協力をしてくださった、リンクスの代表取締役・村上 慶氏に聞いてみました。

村上社長
まず、日本の生産現場が抱える課題からお伺いしたいのですが、世界では着々と進んでいるIIoTが、日本で進捗が芳しくない理由はなんだと思われますか?
村上氏

村上氏

いろんな理由があると思うのですが、日本の工場の人が優秀だったために、機械化が浸透しなかったことと、日本の「ソフト下手」があると思いますね。

ソフト下手?
村上氏

村上氏

日本のメーカーの傾向として、汎用ソフトがあまり得意ではないので、汎用ツール化ができずに、フルスクラッチでカスタムしてしまう傾向にあります。

現場も、体制を汎用ツールに合わせていくのではなく、ツール側を変えたがる。

そこまでするくらいだったら、今の体制で十分だ、人間が何とかできるということで、普及していかなかったという風に、私たちは考えています。

人が優秀なのも、ときには考え物ですね。
村上氏

村上氏

日本人は補うのがうまいですからね。いまだに日本有数の大企業の製造現場でも、毎日30人がエクセルを更新する…ということも少なくありません。

この現状を変えるのは、どうしていくのがいいのでしょうか。
村上氏

村上氏

誰かが大きい声で言う。最初はこれしかないと思います。「これ止めよう、30人で更新するのは非生産的だ」って。

ただ、製薬業界で言うとFDAに認めてもらわないとアメリカに出荷できないというような状況になって、勢いよく変わっていったのですがデータインテグリティが日本に広まったような「わかりやすく変えなければならない状況」や「変えることでの明確なメリット」がわからない限り、中々そういったシーンにはならないかもしれませんね。

あとは、IoTを難しく考えすぎてしまっていることもあるかもしれません。

IoTって今に始まったことではなく、ダムも水力発電も全部IoTですからね。ダムを下まで見に行かなくとも、データ管理をして、上から門を開けたり、指示をしています。それが近年IoTという名前がついただけ、と思ったほうが、身近に感じるかもしれません。

IoT、IIoT、DX…。キーワードが先行してしまって、なぜそれが必要なのかの本質が置き去りになっているという印象です。
村上氏

村上氏

その通りです。本質が置き去りになっていると、導入しても浸透しないという次の課題に行き当たります。

本質を啓蒙し続ける、これがとても大変なことだと考えています。

だからこそ我々は、すでに成功しているヨーロッパの事例をもってきて、わかりやすく本質を伝えて、導入していく。日本でそれを何個も何個も積み上げていくしかないなと、感じています。

その舵をとっていく人が社内にいるかどうかが、企業のIoT化を成功させるカギになりそうな気がします。
村上氏

村上氏

気づく方は多くても、やはり今までエクセルを触っていた30人を吹き飛ばしてしまうかもしれない、と考えると、気づいた人が組織を動かす力があるのかどうか、その人がそこにトライをする気持ちがあるかどうかが非常に重要になります。

組織全体を動かすということにトライをするのは、大変なことですから。

それも日本ならではの課題でしょうか。
村上氏

村上氏

そうだと思います。そもそも日本は、局所改善は得意なのですが、全体改善は苦手な傾向はあるので。

その手間を超えていくほどの外的要因が業界によっては、まだないというのが現状かもしれませんね。

先ほどお話したような製薬業界におけるFDAの動きのようなものが、他でも起これば、状況は変わっていくと思います。

私たちは、その力になりたい、なれると思っているので、ぜひご相談いただきたいですね。

そのときに焦っても、もう遅い?
村上氏

村上氏

遅いでしょうね。もう3年もしたら、すべての業界がそうなっているはずです。

ただ、どんなときでも我々は、その時にふさわしい「究極の生産効率の最適解」を導き出せるソリューションをご用意していますので、ご安心ください。

リンクスの公式HPへ

製造現場の課題を解決する
LINXのソリューション

IIoTを実現する「設備」「製造物」「位置」の3つの情報

あらゆるものが高度にオートメーション化され、人々はより付加価値の高いクリエイティブな仕事をする、そんな理想工場を実現するためには、日本独自の進化をしながら欧米の良さも取り入れていく必要があります。

リンクスでは、設備・製造・位置、これら3つの情報を統制できることがIIoTの理想の姿であると伝えています。

この考え方は、自社に置き換えやすいのではないでしょうか。

リンクスが考えるIIoTの姿イメージ

zenon(COPA-DATA社)

zenonは、よく「工場全体を見える化するツール」とたとえられる、他のSCADA製品とは違い、SCADAを核としながらMESやPLCの機能も取り込むことと、外部ツールとの豊富な連携機能を備えることにより、顧客ニーズに応じた様々なアプリケーションを実現することができるソフトウェアプラットフォームと考えてください。

そのため、見える化だけではなく、PLCのパラメータの集中管理、作業手順書の電子化、シフト情報と連携したアラーム解析、生産量データの予測分析など、工場の生産性をもう一段高めるための機能を、現場に合わせた形で簡単に実現することが可能です。

300種類以上のPLCに対応しており、これらからデータやアラーム情報を収集します。

これらのデータを活用して生産性を向上するためのアプリケーションを、各業界ごとの異なるニーズに合わせて作り込んでいるのですぐに導入して活用開始することができます。

zenonの製品情報へ

KINEXON OS(KINEXON社)

ヒトやモノに取り付けたタグで位置情報を正確かつリアルタイムに把握することで、工場で求められる様々な自動化アプリケーションを実現するシステムです。

GPSやBluetooth、UWB等、複数の種類のセンサーからの情報を標準化し、メタデータを付与することで、リアルタイムロケーションシステムをIIoTプラットフォームとして活用します。

モノやヒトの位置や動きをトリガーに、工場内での自動化アプリケーションを実行。

SCADAやMES、WMS、ERP等、既存のシステムとも柔軟に連携することで、自動化アプリケーションを拡張し、さらなる工場のIIoT化、DXを推進することができます。

KINEXON OSの製品情報へ

FeaturePrint™システム(Alitheon社)

Alitheon社のFeaturePrint™システムは、プリントや刻印でデータコードを付与することなく、画像の情報のみで製品個体を識別。

非接触での個別識別・トレーサビリティを実現するシステムです。

これまでトレーサビリティのためのバーコードや刻印を付与できなかった製造品も、画像情報から非接触で個体を識別できるのは、便利でしょう。

製造品全数に対して製造工程間を跨いでのフルトレーサビリティや、設備データと製品データの紐付けによりIIoTデータのさらなる活用が期待できます。

ハードウェアには汎用的なマシンビジョン製品がそのまま使えるので、導入における負担も少ない製品です。

FeaturePrint™システムの製品情報へ

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